メタマスク(MetaMask)のインストールと登録方法を丁寧解説

メタマスク(MetaMask)のインストールと登録方法を丁寧解説
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お悩みの声
   
お悩みの声「メタマスクをインストールして使えるようにしたいので、必要なことを教えてほしい。」

このような疑問を解消します。

記事の主な内容

  • メタマスクをインストールする方法
  • 新規アカウントの登録方法を解説
  • メタマスクが使いやすくなる設定項目を紹介
  • スマホ版メタマスクのインストール手順
  • メタマスクをインポート・復旧する方法
  • 【重要】秘密鍵の確認と保管方法

本記事を書いているボクは毎日仮想通貨に触れており、メタマスクを使わない日はありません。このような経験からメタマスクを使えるようにするために必要なインストールと登録方法を解説します。

ぜひ読み進めて、メタマスクを使えるようにしましょう。

メタマスクをインストールする方法

メタマスク(MetaMask)のインストールと登録方法を丁寧解説

メタマスクをインストールする手順は次のとおりです。

  • ①公式サイトにアクセス
  • ②インストールするブラウザを選択
  • ③ストアからメタマスクを追加

メタマスクはブラウザの拡張機能です。そのため、対応しているブラウザが必要です。メタマスクは「Chrome・FireFox・Brave・Edge」の4つブラウザに対応しています。

いずれも使っていない場合は、事前に対応ブラウザをインストールしておきましょう。本記事では「Chrome」へのインストールを例に解説していきます。他のブラウザでも手順は同じです。

①公式サイトにアクセス

下記のリンクよりメタマスクの公式サイトにアクセスします。

メタマスクのダウンロードページへ

②インストールするブラウザを選択

Install MetaMask for Chrome」ボタンをクリックします。
*他のブラウザでアクセスした場合は、使用しているブラウザ用のダウンロードボタンが表示されるはずです。

③ストアからメタマスクを追加

「chrome ウェブストア」に移動後、「Chromeに追加」ボタンをクリックします。その後「MetaMaskを追加しますか?」と聞かれるので、「拡張機能を追加」をクリックして完了させてください。

ここまでの手順でメタマスクがChromeにインストールされました。自動的にメタマスクへ新規アカウントを登録する流れがはじまります。

新規アカウントの登録方法を解説

つづいて新規アカウントの登録方法を解説していきます。

ブラウザへのインストールが完了すると、「MetaMaskへようこそ」の画面が表示されているはずです。「開始」ボタンをクリックして登録をはじめていきます。
*もし表示されない場合はChromeの拡張機能を開き、直接メタマスクを起動させてください。

手順は次の通りです。

  • ①ウォレットの作成を選択
  • ②品質向上へのご協力のお願いに同意
  • ③パスワードの設定
  • ④リカバリーフレーズのメモ
  • ⑤バックアップフレーズを入力
  • ⑥すべて完了

順番に解説します。

①ウォレットの作成を選択

画面右側の「ウォレットの作成」ボタンをクリックします。

②品質向上へのご協力のお願いに同意

「MetaMaskの品質向上へのご協力のお願い」を読み「同意します」ボタンをクリックします。

③パスワードの設定

「パスワードの作成」画面にて、ウォレットのパスワードを設定します。

③-1:パスワードを入力します。
③-2:使用条件を読み、ボックスにチェックを入れます。
③-3:最後に「作成」ボタンをクリックしてください。

④リカバリーフレーズのメモ

ウォレットの復元に必要な、リカバリーフレーズの確認をしていきます。

④-1:ウォレットの保護画面の注意書きを読んで「次へ」ボタンをクリックします。

④-2:「秘密の言葉を表示するには、、、」の箇所をクリックします。

④-3:表示されたフレーズをメモして、「次へ」ボタンをクリックします。

リカバリーフレーズは大事なので、管理方法について後半の「【重要】秘密鍵の確認と保管方法」にてくわしく説明します。

⑤バックアップフレーズを入力

⑤-1:④でメモしたリカバリーフレーズを順番にクリックして入力します。
⑤-2:「確認」ボタンをクリックします。

⑥すべて完了

最後に「すべて完了」ボタンをクリックして設定の完了です。

メタマスクが使いやすくなる設定項目を紹介

必須ではありませんが、設定しておくと便利なことを4つほどご紹介します。

①メタマスクをピン留めする

メタマスクはよく使うので、ブラウザにピン留めしておくと便利です。

①-1:拡張機能のアイコンをクリックします。
①-2:メタマスクの右側のピンマークをクリックします。

拡張機能アイコンの隣にメタマスクのアイコンが表示されます。メタマスクを呼び出したいときはこのアイコンを押せばOKです。

②アカウント名を変更する

ウォレットのアカウント名は好きな名前に変更することができます。

①アカウント名右側のドットが縦に並んだアイコンをクリックします。
②「アカウントの詳細」をクリックします。

③アカウント名の右側にある鉛筆マークをクリックします。
④アカウント名が編集できるようになるので、好きな名前を入力してください。
⑤最後に右側のチェックマークをクリックするとアカウント名が確定します。

③言語設定を日本語に変える

言語設定を日本語に変えてわかりやすくしましょう。

①メタマスク右上のアカウントのアイコンをクリックします。
②メニュー項目の「設定」をクリックします。

③設定の項目の「一般」をクリックします。
④メニューを下にスクロールして「現在の言語」の言語名が表示されている箇所をクリックして、一覧から「日本語」を選択してください。
⑤日本語への変更が完了しました。

④通貨を日本円に変更する

お好みで通貨設定を日本円に変更しましょう。

①メタマスク右上のアカウントのアイコンをクリックします。
②メニュー項目の「設定」をクリックします。

③設定の項目の「一般」をクリックします。
④「通貨換算」の通貨名が載っている表示されている箇所をクリックして、一覧から「JPY - Japanese Yen -」を選択してください。
⑤日本円への変更が完了しました。

スマホ版メタマスクのインストール手順

スマホ版のメタマスクアプリはそれぞれのアプリストアからダウンロードできます。下記のリンクにアクセスしてダウンロードしましょう。

アプリを立ち上げて「開始」ボタンをタップします。

ウォレットのセットアップ画面です。次の2つのうちどちらかを選択します。

1.シークレットリカバリーフレーズを使用してインポートする
ブラウザ版のウォレットをスマホでも使えるようにするにはこちらを選択します。方法は引き続き「メタマスクをインポート・復旧する方法」にて解説します。

2.新しいウォレットの作成
新しくアカウントを作成する場合はこちらを選択します。ブラウザ版と同じ流れで登録ができるので、上述した「新規アカウントの登録方法を解説」を確認してください。

とはいえ、スマホは無くしたり落として壊れたりが心配です。大事なお金の管理なので、メタマスクはブラウザ版をメインにすることをオススメします。スマホ版はサブ的に考えて、ブラウザ版の作成をしてからスマホ版へインポートするのがオススメです

メタマスクをインポート・復旧する方法



メタマスクのインポート機能を利用して、ブラウザ版のウォレットをスマホ版でも使えるようにする方法を解説します。この方法は、スマホの故障などでメタマスクが消えてしまったときの復旧にも使えます。

手順は次のとおりです。

  • ①セットアップを開始
  • ②確認事項に了承する
  • ③リカバリーフレーズを使ってインポート

順番に解説します。

①セットアップを開始

①-1:アプリストアからダウンロードしたメタマスクを開きます。

①-2:「開始」ボタンをタップします。

①-3:「シークレットリカバリーフレーズを使用してインポートする」ボタンをタップします。

②確認事項の承認

内容を読み「同意します」ボタンをタップします。

③リカバリフレーズを使ってインポート

③-1:ブラウザ版メタマスクを作成したときにメモしたリカバリーフレーズを入力します。
③-2:同じくブラウザ版メタマスクのパスワードを入力します。
③-3:「インポート」ボタンをタップします。

以上で完了です。ブラウザ版と同じアドレスのウォレットがインポートされているはずです。

【重要】秘密鍵の確認と保管方法

【重要】秘密鍵の確認と保管方法

メタマスクには絶対に無くしてはいけない2つのカギがあります。

ひとつは、ウォレットの作成時にメモした「リカバリーフレーズ」です。もうひとつは「秘密鍵」というものです。それぞれには次の役割があります。

リカバリーフレーズ

メタマスクの「復元」に使います。違うブラウザにメタマスクをインストールするときや、ブラウザ版のメタマスクをスマホでも使いたいときなど使えます。

秘密鍵

メタマスクアカウントのインポートに使います。メタマスクには複数のアカウントを作成できますが、そのアカウントごとに秘密鍵があります。秘密鍵を使うことで、別のメタマスクに特定のアカウントの財布だけをインポートできます。

2つの違いは「メタマスク = 銀行」と考えるとわかりやすくなります。金庫が複数ある大きめの銀行を想像してみてください。金庫はおそらく金庫室にまとめて設置されているはずです。

この金庫室に入るためのパスワードが「リカバリーフレーズ」です。そして、金庫室に設置されている金庫それぞれの鍵が「秘密鍵」です。どちらがなくなっても資産にアクセスできなくなってしまうことがわかると思います。

また、仮に誰かに知られてしまったら、金庫(メタマスクアカウント)内の資産にアクセスされてしまいます。

秘密鍵の確認方法

秘密鍵を確認する方法を解説します。

①アカウント名右側のドットが縦に並んだアイコンをクリックします。
②「アカウントの詳細」をクリックします。

③「秘密鍵のエクスポート」ボタンをクリックします。
④パスワードを入力して、「確認」ボタンをクリックします。
⑤秘密鍵が表示されるのでコピーして控えておきましょう。
⑥「完了」ボタンをクリックして終了です。

秘密鍵とリカバリーフレーズの保管方法

秘密鍵とリカバリーフレーズは3つの場所に分散して保管をおすすめします。

  • ①暗号化されたパスワード管理ソフト
  • ②外部記憶装置へのバックアップ
  • ③プリントして金庫などへ保管

①暗号化されたパスワード管理ソフト

1Passwordなどの暗号化してパスワードを管理してくれるツールに保管しておきましょう。Macであれば、Keychainやメモアプリに貼り付けてロックをかけるとかでもOKです。

②外部記憶装置へのバックアップ

①で保存したツールにアクセスできなくなったときのために、バックアップを取得しておきます。パソコンが壊れることも想定して、HDDやSSDなどの外部記憶装置にバックアップしておくのがオススメです。

③プリントして金庫などへ保管

秘密鍵とリカバリーフレーズをワードなどでテキストファイル化して、紙にプリントアウトして保管します。保管場所は、家の誰にも見つからない場所や、銀行の貸し金庫などです。

メタマスクにアクセスできなくなったときに、秘密鍵とリカバリーフレーズがわからないとウォレット内の資産を失うことになります。上記ようにデジタルとアナログを含めた3つの場所に分散させて保管しておきましょう。

まとめ

本記事ではメタマスクのインストールとアカウントの登録方法を中心に、秘密鍵とリカバリーフレーズの重要性についても解説しました。

メタマスクが使いやすくなる設定や、スマホ版へのインストール方法まで網羅したのでボリュームがありましたが、メタマスクを使えるようにするために重要なことは次の3つだけです。

  • ①メタマスクをブラウザにインストール
  • ②メタマスクに新規アカウントを登録
  • ③秘密鍵とリカバリーフレーズの確認と保管

あとあと後悔しないようしっかりと管理しつつ、メタマスクを使ってメタバース・NFT・暗号資産といったWeb3の世界を楽しんでいきましょう!