最近「メタバース」という言葉を耳にする機会が増え、上記のような疑問をお持ちの方も多いのでないでしょうか。
今回はこういった問題を解消していくため、日頃からさまざまなメタバースに触れている筆者の経験をもとに、徹底的にメタバースのやり方が学べる記事を書きました。
この記事を実践することで、メタバースの知識ゼロの状態からメタバース空間を動き回れるレベルになれますよ。
1万文字を超える盛りだくさんの内容になっているため、すぐにメタバースのやり方・始め方を知りたい方は下記のボタンをクリックorタップして移動してくださいね!
メタバース(Metaverse)とは何か?
メタバースはまだ新しい概念のため明確な定義はありませんが「人々が集まれる3次元仮想空間」であるということは確かです。
VRゴーグルを装着するイメージがありますが、必ずしも必要ではありません。メタバースはどのようなデバイスからアクセスしても、仮想空間への没入感が得られるように設計されているべきです。
たとえば、2009年に公開された細田守監督の映画「サマーウォーズ」に登場するOZ(オズ)という仮想世界は理想的なメタバースの一つです。
OZは生活インフラとして浸透していて、市役所も支店を出しているほどです。そして、世界中の人々がパソコンや携帯電話からアクセスし、自動翻訳でコミュニケーションできる3D仮想世界として描かれています。
もちろん映画ができた当時にVRゴーグルが浸透していなかったということもあるでしょう。しかし、今後メタバースが生活に必要なインフラになってくることを考えると、VRゴーグルからしかアクセスできないのは不自然です。
したがって、メタバースとはVRゴーグルに限定されず、さまざまなデバイスからアクセスできる「人々が集まれる3次元仮想空間」であると言えます。
メタバースの語源
メタバースという言葉は、超越という意味の「Meta」と世界を意味する「Universe」を組みあわせた造語です。
「Meta(超越) + Universe(世界)= 超越した世界」
つまり「現実世界を超越したもう一つの世界」というのがメタバース本来の意味です。
作家のニール・スティーブンソンが1992年に発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」の中で最初に登場しました。
メタバースとVR(仮想現実)の違い
メタバースとVR(仮想現実)の違いは次の通りです。
- メタバース = 人々が集まれる3次元仮想空間そのもの
- VR = 仮想空間への没入感を高めるための技術の名前
VRとメタバースは混同されがちですが、VRは技術の名称で、メタバースは仮想空間を意味するという根本的な違いがあります。
メタバースの5つの特徴
メタバースには次の5つの特徴があります。
- ① 永続性のある仮想空間
- ② さまざまなデバイスからアクセスできる
- ③ アバターを使って活動する
- ④ 経済システムを備えている
- ⑤ ユーザーによるコンテンツの生成が可能
まだまだ過渡期なので、最終的に上記の特徴を備えるように開発中だが、現在は満たしていないものも多いでしょう。
それぞれを深掘りして解説します。
① 永続性のある仮想空間
メタバースは永続性のある仮想空間です。
これは、たとえあなたがメタバースからログアウトしても、メタバース自体は存在し続けているということです。
一般的なゲームの場合は、ログアウトやゲーム機の電源をオフしたらゲーム世界は終了してしまいます。しかし、メタバースの場合は、世界中のいろいろなプレイヤーが24時間参加している状態で常に存在し続けます。
当然、リセットも一時停止もできません。
② さまざまなデバイスからアクセスできる
メタバースはさまざまなデバイスからアクセスできる仮想空間です。
基本的にはパソコンやスマホ、VRゴーグルですが、今後はARメガネなども含まれてくるかもしれません。重要なのは、専用デバイスが必要ないということです。
③ アバターを使って活動する
メタバースでは、アバターという自分の分身のキャラクターを使って活動します。
アバター同士でコミュニーケーションをとったり、アバターで街を歩き回り、店に入って買い物をしたり、さまざまなことができます。
④ 経済システムを備えている
メタバースは現実と同様の経済システムを備えています。
これにより、ショッピングや土地を売買など現実世界と同じようことはもちろん、ゲームをしてお金を稼ぐことも可能です。
⑤ ユーザーによるコンテンツの作成
メタバースは参加しているユーザーがコンテンツを作成できます。
- 購入した土地に美術館を建設してお客さんを集める
- アバター用アイテムを自作して身につけたり、販売する
- メタバース内でセミナーを開催する、など
このように、ユーザーがコンテンツを作成することでメタバースがより豊かになっていきます。この仕組みが、運営企業のみがコンテンツを追加できるオンラインゲームとの大きな違いです。
理想的なメタバース世界が描かれた映画
上記のようなメタバース世界はスティーブン・スピルバーグ監督の映画「レディ・プレイヤー1」にて表現されています。メタバースの世界観がいまいちピンとこないという方はぜひ、観てみてください。
メタバースが注目されている理由
最近メタバースが注目されている理由は主に次の3つです。
- ① テクノロジーの進歩
- ② コロナ禍の引きこもり需要
- ③ Facebook社の改名
順番に解説します。
① テクノロジーの進歩
メタバースはテクノロジーの塊(かたまり)です。そのため快適に使うにはさまざまなテクノロジーが必要となります。
- スマホやパソコン・VRゴーグルなど接続機器の高性能化
- 光回線や5Gなどの高速なインターネット環境
- ブロックチェーン技術の登場で、現実同様の経済活動が行えるようになった。
これらのテクノロジーの進歩や登場により、メタバースが実用できるレベルになったことが注目されている理由の一つです。
簡単に言えば「まだまだ不便なところもあるけど、これならイケそうだね。」という状態です。
② コロナ禍の引きこもり需要
テクノロジーが進歩して、メタバースが実用できるレベルになったところでコロナ禍に突入しました。
外での行動が制限され、家に居ながらのできる娯楽やオンラインでのコミュニケーション手段が求められました。仕事の面ではZoomが会議の主役になり、ネットフリックスの会員数が爆発的に増えました。
そのような状況で、注目されたのがメタバースです。メタバースに出社すれば、オフィスも入りません。アバターがあることで、一体感も生まれやすくなります。
また、イベントや買い物などもメタバースで良ければ感染症の心配がいりません。
このようにコロナ禍の引きこもりによって生まれた新しい需要から、メタバースが注目されるようになりました。
③ Facebook社の社名変更
Facebook社がMetaへ社名を変更し、メタバース事業に注力すると発表しました。
FacebookはGAFAMの一角に数えられる世界的に有名な企業です。そのFacebookが改名してまでメタバースに注力するということで「メタバース」という言葉はバズワードになりました。
つまり、「メタバース関連の技術の進歩」→「コロナ禍でのオンライン需要が高まり」→「世界的に影響力のあるFacebook社のメタバースへの注力宣言」。
上記の3つが連続的に起こったことで、メタバース時代の幕が開けたと言えます。
米大手金融機関モルガン・スタンレーは、メタバース経済圏はやがて8兆ドル(約915兆円)規模の市場になると予測しています。この数字は自動車業界の世界市場規模(57兆円)の10倍以上です。
メタバースのメリット・デメリット
現実社会に浸透しつつある、メタバースのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
① 移動時間が節約できる
リアルなオフィスへの通勤やショッピングと違い、メタバースへの移動時間はかかりません。
パソコンやVRゴーグルを用意して、メタバースへアクセスする時間が多少かかるぐらいです。
また、移動するために身支度を整えたりもしなくて良いので、大幅な時間の節約につながります。
② 感染症リスクがない
メタバース内がアバターでどれだけ混雑していても感染症のリスクがありません。
当然マスクをする必要もないので、息苦しさを感じることもなく行動できます。
③ 新しい経済圏の誕生
メタバースの登場により、新しい巨大経済圏が誕生します。旧産業で解雇された人や、既存の産業には適正のなかった人たちの新天地になる可能性があります。
デメリット
① ハッキングリスク
メタバースはテクノロジーのカタマリなので、ハッキングのリスクはあります。しかしながら、現実世界でも犯罪や災害などの対策は常識になっているはずです。メタバースにおいても各自がリテラシーを高め対策を心がけましょう。
② メタバース依存
VRゴーグルを利用してのメタバース体験は、没入間が高いことから依存症になるリスクがあります。特に子供に使わせるときは使用時間を決めるなど、注意する必要があるでしょう。
メタバースでできる7つのこと
それでは、実際にメタバースでは何ができるのかについて代表的なものを7つご紹介します。
- ① 交流
- ② ビジネス
- ③ 買い物
- ④ ゲーム
- ⑤ イベント
- ⑥ 投資
- ⑦ 観光
① 交流
メタバースではアバターを使って、世界中の参加者と交流ができます。
当然、言葉の壁はありますが、これから同時翻訳機能も整ってくるでしょう。
また、重要なのは仮想世界でのアバターの設定は現実世界と違っていてもいいということです。
現実世界の制約を受けない、本来の自分での交流が楽しめます。
② ビジネス
メタバースはビジネスでの利用に適しています。
ビジネス活用例
- メタバースオフィス
- メタバース会議
- メタバース店舗のオープン
ビジネス活動をメタバースにすることで、オフィス代や交通費などのコストが大幅に削減できます。そのほか、アバターを利用していることで、2Dのリモートワークよりも一体感を感じやすいという利点があります。
もちろん、個人で稼ぐ場所としてもさまざまなな可能性があります。
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③ 買い物
メタバースではアバターを使って、買い物ができます。現在はNFTアートなどのデジタル商品が中心ですが、今後は実際の商品の購入もできるようになるでしょう。
たとえば、ユニクロメタバース店で3Dの服を購入します。すると翌日にはデジタルウォレットに紐付けられた自宅住所に商品が届くような仕組みです。
④ ゲーム
メタバースでは、次のようにゲームを楽しめます。
- クエストと呼ばれるイベントをクリアしてNFTアイテムを獲得する
- Play to Earn(遊んで稼ぐ)をメインとしたメタバースで仮想通貨を稼ぐ
- 自作ゲームの提供や、ユーザーが作ったゲームで遊ぶ
そのほかにもミニゲームが設置されていることも多く、メタバースにとってゲームは切り離せない要素です。
⑤ イベント
メタバースは人々が集まることを想定している空間です。そのため、ライブやセミナーなど、さまざまなイベントに利用されています。
特に、有名アーティスによるメタバースライブは一般的になっていると言ってもいいでしょう。
メタバースライブを開催したアーティスト
- Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
- Ariana Grande(アリアナ・グランデ)
- Post Malone(ポスト・マローン)
- 米津玄師
- 星野源、など
メタバースでのライブは、どれだけ集まっても感染症の心配がありません。また、視覚的にも新しい体験ができます。メタバースの利点が発揮されている活用方法です。
⑥ 投資
ブロックチェーンをベースにしているメタバースでは、土地やアイテム、アバターがNFTになっています。
NFTになっているとデジタルデータでも複製ができません。そのため、現実の土地やアイテムのように価値が生まれます。
たとえば、レア度の高いNFTアイテムを所有したり、土地を購入して値上がりしたところで転売するといったことが可能です。
また、土地の上に商業施設を建設して、テナント料を得ることもできます。
⑦ 観光
メタバースでは、実際の都市のメタバース版やリゾート施設が続々とオープンしています。
- メタ・リゾートTOKYO
- メタバース沖縄
- メタバース京都
このような発展が続くことで、快適な自宅から世界中の観光地にアクセスできるようになっていくでしょう。
ただし、メタバース観光ではその場所の匂いや空気感を感じたり、建築のディティールまで見ることができません。
そのため、実際の観光に置き換わるものではなく、行きたい観光地に出会うためのコンテンツになると考えられます。
メタバースを始めるために必要なもの
メタバースを始めるために必要なものは次の5つです。
- 仮想通貨口座(国内・国外)
- 仮想通貨の財布
- パソコン
- スマホ
- インターネット環境(5G・光回線)
メタバースは基本的にパソコンからアクセスします。現状ではスマホに対応しているものが少ないからです。
また、本格的に楽しむには下記の機材も追加で用意した方がいいでしょう。
- VRゴーグル
- 高性能パソコン
- マイク、など
メタバースを始める際に注意すべきこと
メタバースを始める際に注意すべきことは次の3つです。
- ① パスワードや秘密鍵の紛失・漏えい
- ② 送金先アドレスの入力ミス
- ③ フィッシングサイトへの接続
① パスワードや秘密鍵の紛失・漏えい
仮想通貨用の財布には必ず秘密鍵があります。これは金庫のカギのようなもので、紛失すると中のお金が取り出せなくなってしまいます。漏えいすれば盗まれてしまうので注意が必要です。
② 送金先アドレスの入力ミス
仮想通貨の送金は送り先のアドレスを設定して行います。このアドレスが間違っているとお金が届かず、取り戻すこともできません。送金前には十分に確認する必要があります。
③ フィッシングサイトへの接続
メタバースの公式サイトを装ったフィッシングサイトが登場しています。フィッシングサイトにログインしてしまうと、仮想通貨ウォレットに入っている資金やNFTを盗まれてしまいます。
不審なURLにはアクセスしないようにして、新しいメタバースに接続する際は十分に注意しましょう。
メタバースのやり方・始め方5ステップ
それでは、メタバースのやり方について5ステップでご紹介していきます。
- ステップ1:Coinchackで無料口座開設
- ステップ2:仮想通貨用ウォレットのインストール
- ステップ3:メタバースアカウントの作成
- ステップ4:メタバース内通貨を用意する
- ステップ5:メタバースにログインして楽しむ
ステップ1:Coinchackで無料口座開設
はじめに、国内の仮想通貨取引所の口座開設をします。
おすすめは、Coincheck(コインチェック)です。
Coincheckはサイトがシンプルで使いやすいため、初めての方でも迷わず取引を始められます。取り扱い通貨数も国内最多級です。
また、仮想通貨取引所の口座の開設・維持・解約はすべて無料なのでリスクはありません!申し込みも5分〜15分程度で完了しますよ。
» Coincheckで無料口座開設する
開設が完了したら日本円を入金しておきましょう。開設や入金で不安があれば記事「コインチェックで口座開設する3つの手順!画像付きでわかりやすく解説」を参考にしてください。
ステップ2:仮想通貨用ウォレットのインストール
つづいて、仮想通貨用ウォレット(財布)をインストールします。
仮想通貨用ウォレットにはいつか種類がありますが、最も人気なのがMetaMask(メタマスク)です。
インストールは公式サイトから行います。
MetaMaskはスマホ版もありますが、メタバースがスマホ対応してない場合も多いため、ブラウザ版をインストールしましょう。ブラウザは、とくにこだわりがなければChromeが無難です。
公式サイトにアクセス後、「Install MetaMask For Chrome」をクリックしてインストールを進めましょう。
» メタマスク(MetaMask)のインストールと登録方法を丁寧解説
ステップ3:メタバースアカウントの作成
メタバースへログインするために、遊んでみたいメタバースのアカウントを作成します。下記の2つは特に人気のあるメタバースなので、この2つから始めてみるのがいいでしょう。
- Decentraland(ディセントラランド)
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)
いきなり本格的なメタバースはハードルが高いという場合は次の2つがおすすめです。
- Cluster(クラスター)
- VRChat(ブイアールチャット)
特にClusterは日本語にも対応しているので、始めやすいと思います。ただし、この2つではメタバースの特徴の一つである「経済システム」は備えていません。仮想空間で交流するのがメインとなります。
ステップ4:メタバース内通貨を用意する
メタバースでは独自の仮想通貨が流通しています。ステップ3で選んだメタバース用の通貨を用意しましょう。
各メタバースで使われている仮想通貨
- Decentraland(ディセントラランド)→ MANA(マナ)
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)→ SAND(サンド)
*別途イーサリアム(ETH)もガス代(手数料)として必要になります。
用意する手順はメタバースによって多少異なりますが、Decentralandでは次のとおりです。
*The Sandboxの仮想通貨SANDはCoincheckで購入できます。購入後に直接Metamaskへ送金しましょう。
ステップ5:メタバースにログインして楽しむ
あとはメタバースにログインして楽しむだけです!
まずは、広大な3D仮想空間を散策してみましょう。
メタバースのおすすめプラットフォーム5選
メタバースのおすすめ人気プラットフォームを5つピックアップしました。
- ① Decentraland(ディセントラランド)
- ② The Sandbox(ザ・サンドボックス)
- ③ illuvium(イルビウム)
- ④ Cluster(クラスター)
- ⑤ VRChat(ブイアールチャット)
順番にご紹介していきます。
① Decentraland(ディセントラランド)
運営 | Decentraland Foundation | 公式サイト | https://decentraland.org/ |
---|---|---|---|
使用チェーン | イーサリアム | ゲーム通貨 | MANA |
Decentralandは2015年に誕生した、最も歴史の長いメタバースです。
プロジェクトはAri Meilich氏とEsteban Ordano氏によって始められ、現在は非営利団体「Decentraland Foundation」が運営しています。
Decentraland(ディセントラランド)の特徴
- 「これぞメタバース!」と感じる近未来的な3D仮想空間
- アバター・土地や建物・アート作品などさまざまななものが売買できる
- イベントが頻繁に開催されていて、NFTアイテムをもらえる場合がある
Decentraland内の土地やアバターの服などのアイテムはNFTになっていて、売買が可能です。また、クリエイター向けの機能が提供されていて、建物やアイテムの作成ができます。
JPモルガンの親会社がラウンジを開設したり、サムスン電子がメタバース店を開店したりなど、有名企業が続々と進出しています。
ディセントラランド(Decentraland)の始め方について、豊富な画像と共にわかりやすく解説しました。始めた後の遊び方についても紹介していますので「始めたのはいいけど、何をしていいかわからない」とならずに楽しめるはずです。[…]
② The Sandbox(ザ・サンドボックス)
運営 | PIXOWL | 公式サイト | https://www.sandbox.game/jp/ |
---|---|---|---|
使用チェーン | イーサリアム | ゲーム通貨 | SAND |
The Sandboxは自分自身で世界をつくっていく楽しさを味わえるメタバースです。
運営・開発をおこなっている「PIXOWL」は香港ゲーム開発会社「Animoca Brands」の子会社です。Animoca BrandsはWeb3ゲームの開発や投資を積極的に進めていることで知られています。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)の特徴
- 自作したNFTキャラクターやアイテムを販売できる
- Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)ゲームをつくり収益化できる
- 土地を入手することで、転売や貸出などの不動産収入を得られる
The SandboxではPlay-to-Earn(遊んで稼ぐ)ゲームをつくるための専用ソフトが提供されています。そのため、自作したゲームから収益を上げることもできます。
また、特に土地が人気になっており、世界的人気ラッパーのSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)氏が所有しているLANDの隣りの土地が5,000万円ほどで落札されて話題になりました。
The Sandboxについて、始め方・遊び方・稼ぎ方まで網羅的に紹介しました。初めての方がThe Sandboxを理解するのにピッタリの内容になっています。[…]
③ illuvium(イルビウム)
運営 | Illuvium Labs | 公式サイト | https://www.illuvium.io/ |
---|---|---|---|
使用チェーン | イーサリアム | ゲーム通貨 | ILV |
illuviumは2022年公開予定のメタバース型RPGゲームです。
オーストラリアのシドニーを拠点としている「Illuvium Labs」によって開発が進められています。
illuvium(イルビウム)の特徴
- 美しい3DCGグラフィックによる、臨場感溢れるバトル
- 捕獲したモンスターを売買して稼げるPlay-to-Earn(遊んで稼ぐ)ゲーム
- 他のイーサリアムベースのメタバースと違い、ガス代がかからない
illuviumという世界を舞台にはllluval(イルビアル)と呼ばれるモンスターが生息しています。育てたilluvalを戦わせて賞金を稼いだり、捕まえたilluvalを売却したりで収益を上げられるPlay-to-Earn(遊んで稼ぐ)ゲームです。
特に注目されているの点はガス代かからないというところです。イーサリアムチェーンはガス代が高いことが懸念されていますが、illuviumでは同じくオーストラリアの企業が開発した「ImmutableX」技術を組み込むことで、ユーザー同士の取引に関するガス代がかかりません。
リリース前から高い注目を集めているNFTゲーム「イルビウム(illuvium)」について、始め方の5ステップと5つの稼ぎ方を初心者の方向けに分かりやすくご紹介しています[…]
④ Cluster(クラスター)
運営 | Cluster |
---|---|
公式サイト | https://cluster.mu/ |
Clusterは日本の企業が開発しているバーチャルSNSです。
Cluster(クラスター)の特徴
- 「最も身近なメタバース」を目指しているため、簡単に利用できる
- スマホ・パソコン・VRゴーグルとさまざまななデバイスからアクセスできる
- 独自の仮想空間をつくれる
上述したDecentralandやThe Sandboxのように、一つの世界が用意されているのではなく、ユーザーは独自の仮想空間をつくって遊べます。
また、さまざまなデバイスから気軽にログインできるため、セミナーなどのイベントの開催に利用されることも多くなっています。
⑤ VRChat(ブイアールチャット)
運営 | VRChat |
---|---|
公式サイト | https://cluster.mu/ |
VRChatはアメリカの企業「VRChat」が運営するソーシャルVRプラットフォームです。
Clusterと似ていますが、Clusterが国内のユーザーが多いのに対して、VRChatは世界中にユーザーがいます。
VRChat(ブイアールチャット)の特徴
- 世界中にユーザーがいるソーシャルVRプラットフォーム
- 専用のデバイスを装着することでボディーランゲージも可能
- スマホ・パソコン・VRゴーグルとさまざまなデバイスからアクセスできる
VRChatはコミュニケーション機能に力を入れて開発が進められています。たとえば、実物とアバターの動きをシンクロさせる機能です。アバターで目の動きや表情も再現できたり、髪をかき上げるなどの動作もできるため、非言語コミュニケーションが可能です。
ブロックチェーンやNFTは使わないと正式に宣言しているため、今後もコミュニケーション機能に特化した3D版のSNSとして発展していくと考えられます。
メタバースのやり方・始め方に関するQ&A
メタバースは無料で始められますか?
メタバースは無料で始められます。
ただし、本格的に楽しむためにはVRゴーグルや高性能パソコンなどの初期投資は必要になってきます。
と言っても、無料でも十分楽しむことはできるので、ぜひ今回ご紹介したメタバースの中から始めてみてください。
メタバースはスマホでプレイできますか?
メタバースはスマホでもプレイできますが、パソコンを用意したほうがいいでしょう。
まだまだスマホに対応しているメタバースが少ないということと、操作性の面でもパソコンのほうが優れています。
メタバースと仮想通貨(暗号資産)はどのような関係がありますか?
メタバースで使われている通貨が仮想通貨(暗号資産)になっています。
また、メタバース内で使われる仮想通貨は日本円などの法定通貨と換金可能です。そのため、メタバース内での収益は現実世界での収入に直結します。
本記事では仮想通貨それぞれの特徴も合わせて一覧にしました。「メタバース関連の仮想通貨はどのようなものがあるか?」という疑問を解消するのに最適な内容となっています。[…]
メタバースで稼げるんですか?
メタバースでは稼ぐことがきます。
くわしくは下記の記事を参考にしてみてください。
2022年時点で4,787億ドル(約66兆円)、2024年には8,000億ドル(約100兆円)になるとも言われているメタバース経済圏。この記事では、メタバース経済圏で稼ぐための方法を7つの職種と具体例でご紹介しています。[…]
メタバースは未成年でもできる?
メタバースは未成年でも利用できます。
ただし、メタバースによってはできることに制限ができていしまいます。メタバース内での売買には仮想通貨が使われますが、仮想通貨口座の開設は18歳以上でないとできないためです。
メタバースのやり方・始め方まとめ
今回はメタバースについての基礎知識から具体的なやり方までを網羅的にご紹介しました。
本格的なメタバース体験には仮想通貨(暗号資産)が欠かせません。おすすめの仮想通貨取引所Coinchack(コインチェック)の口座を無料開設して日本円の入金を済ませておきましょう。
今なら1,500円相当のビットコインがもらえるのでお得です。期限は9月30日までですが、予算には限りがあるので早めに申し込んでおいてくださいね。